Appleの中国におけるiPhone出荷台数、値下げ後の3月に12%増と反発

Appleの中国におけるiPhone出荷台数、値下げ後の3月に12%増と反発

中国情報通信技術研究院(CAICT)が発表した最新のデータでは、中国におけるAppleのiPhone出荷台数が大きく回復していることが明らかになりました。

海外ブランドの携帯電話出荷台数が増加

CAICTによると、3月の中国における海外ブランドの携帯電話の出荷台数は12%増加し、前年の335万台から375万台に増加しました。

Appleの値引き戦略が奏功

Appleの売上急増は、同社とサードパーティの販売業者が3月までの間にiPhone 15モデルの割引を提供するための協調的な努力に続くものです。一部のモデルは最大10%の割引が適用され、これが需要を刺激し、中国市場における同社の成長に貢献したようです。

CAICTのデータに基づくReutersの計算によると、これは、Appleが37%の販売不振を経験した2024年の最初の2ヶ月間からの大幅な逆転を意味します。

Counterpoint、第1四半期の苦戦を確認

調査会社Counterpointは、Appleの中国におけるスマートフォン出荷台数が今年第1四半期に19%減少し、2020年以降で最悪の業績となったと報告。この販売不振の主な原因は、前年8月にHuaweiがハイエンドスマートフォンの発売に成功したことでした。

大中華圏の販売台数は予想以上

Visible Alphaのデータによると、3月30日に終了した第2四半期、Appleの中華圏における売上高は163億7,000万ドルで、アナリスト予想の155億9,000万ドルを上回りました。これは前年比8.1%の減少ですが、予想を上回ったことは、Appleの値引き戦略が中国市場での競争激化の影響を緩和するのに役立ったことを示唆しています。

まとめ

Appleが3月に中国でのiPhone出荷台数を回復させたことは、同社のディスカウント戦略の有効性と市場環境の変化への適応能力の証です。
同社は2024年第1四半期に大きな課題に直面しましたが、最近の売上急増は、Appleが中国のスマートフォン市場で強い存在感を維持する態勢が整っていることを示唆しています。

(Via Reuters.)


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