新しいM4 Mac miniの詳細まとめ:デザイン変更、外部ディスプレイ対応など
Appleは新しいM4およびM4 Proを搭載したMac miniを正式に発表しました。新モデルは大幅に小型化され、前面にUSB-Cポートを備え、ベースモデルでは16GBのRAMが標準搭載されています。
新しいM4 Mac miniの変更点や特徴に焦点をあてて見ます。
デザイン変更とパワーボタンの移動
新しいM4 Mac miniは、従来モデルと比べて大幅に小さくなりました。この小型化に伴い、いくつかのデザイン上の変更が加えられています。その中でも特に注目すべきは、パワーボタンの位置の移動です。
これまでのMac miniでは、パワーボタンは背面に配置されていましたが、新モデルでは底面に移動されました。そのため、電源のオン・オフをする際には、Mac miniを裏返したり、底面に手を伸ばして操作する必要があります。
この変更は、ユーザーにとって少し手間に感じるかもしれませんが、全体のデザインを考えると合理的な配置です。
外部ディスプレイのサポート強化
新しいM4 Mac miniは、外部ディスプレイの接続性が強化されています。特にM4 Proモデルでは、最大3台の6Kディスプレイを60Hzのリフレッシュレートでサポートすることが可能です。
これは、前世代のM2 Pro Mac miniが2台の6Kディスプレイと1台の4Kディスプレイをサポートしていたのに比べて大きな進化です。
M4 Mac miniとM4 Pro Mac miniでサポートされる外部ディスプレイの構成は以下の通りです:
- M4 Mac mini: 最大3台のディスプレイをサポート(Thunderboltで最大2台の6Kディスプレイと1台の5Kまたは4Kディスプレイを接続可能)。
- M4 Pro Mac mini: 最大3台の6KディスプレイをThunderboltまたはHDMIで接続可能。さらに8Kの解像度にも対応し、より高度な作業環境を提供します。
これにより、クリエイティブな作業やビジネス用途での作業効率が大幅に向上します。特に、動画編集や複数のウィンドウを同時に使う作業が必要なプロフェッショナルにとっては、非常に便利な機能です。
コンパクトな新デザインの寸法比較
M4 Mac miniはそのデザインが大幅に小型化されており、以下のように従来のM2モデルと比較してもかなりコンパクトになっています。
製品モデル | 高さ | 幅 | 奥行き | 重量 |
---|---|---|---|---|
M4 Mac mini | 5.0 cm | 12.7 cm | 12.7 cm | 0.67 kg |
M4 Pro Mac mini | 5.0 cm | 12.7 cm | 12.7 cm | 0.73 kg |
M2 Mac mini | 3.58 cm | 19.70 cm | 19.70 cm | 1.18 kg |
M2 Pro Mac mini | 3.58 cm | 19.70 cm | 19.70 cm | 1.28 kg |
Apple TV 4K (Wi-Fi) | 31 mm | 93 mm | 93 mm | 208 g |
Apple TV 4K (Wi-Fi + Ethernet) | 31 mm | 93 mm | 93 mm | 214 g |
これにより、新しいMac miniはデスク上のスペースを効率的に活用することができ、家庭やオフィス、どんな環境でも気軽に置けるサイズとなりました。
新たな「編み込み電源コード」と内部電源供給
新しいM4 Mac miniは、小型化されたにもかかわらず、内部電源供給を保持しています。この内部電源設計により、ユーザーはシンプルな編み込み電源コードをコンセントに接続するだけで使用できます。
この「編み込み電源コード」は、見た目が美しいだけでなく、柔軟性が高く絡まりにくいという利点があります。この小さな変更は、Mac miniの設置や使いやすさに大きく貢献しています。
初めてセットアップするとき、この電源コードの質感や使いやすさに驚くこと間違いありません。
価格と仕様の選択肢
価格設定は、ユーザーフレンドリーな据え置きを実現しています:
- M4モデル:
- 開始価格:94,800円(税込)より
- メモリ:16GB(最大32GB)
- ストレージ:256GB(最大2TB)
- オプション:10ギガビットイーサネット
- M4 Proモデル:
- 開始価格:218,800円(税込)より
- CPU:12コア(最大14コア)
- GPU:16コア(最大20コア)
- メモリ:24GB(最大64GB)
- ストレージ:512GB(最大8TB)
まとめ
また、価格面でも手が届きやすく、特にクリエイティブなプロフェッショナルやビジネスユーザーにとって、理想的な選択肢となるでしょう。
外部ディスプレイのサポート強化により、複数のディスプレイを使った効率的な作業環境を整えることができ、動画編集やマルチタスクにも強いパフォーマンスを発揮します。
また、デザイン変更によって設置の自由度も増し、どのような場所でもシンプルかつ美しい見た目で活用できる点も魅力です。
(Via 9to5Mac.)
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