Appleは先週、開発者に「iOS 16 Developer beta 4 (20A5328h)」、Betaソフトウェアプログラムのメンバにもこれに対応した2番目となる「iOS 16 Public beta」をリリースし、Safari、メール、リマインダーと連動するショートカットアプリの新しいアクション一式を追加しました

これらのアクションには、タブを探す、タブグループを探す、ブックマークを探す、ブックマークを開く、リーディングリストを探す、リーディングリストの項目を開く、メールを検索、メールボックスを開く、スマートリストを開く、リマインダーリストを作成、リマインダーの検索が含まれています

これらの11のアクションは、これまでのベータ版で追加された46のアクションに加え、合計67の新しいアクションがiOS 16に搭載されることになります

Safari

iOS 16のSafariの新しいアクションは非常に強力で、おそらくこれまでのショートカットで最も重要なアクションです

ショートカットは初めて、Safariアプリの「タブを検索」アクションを使って、開いているすべてのタブと対話できるようになりました、これにより、アクティブなタブグループで現在開いているすべてのタブがショートカットアプリに取り込まれ、ユーザーは各タブからタイトルとURLを抽出してワークフローで使用できるようになります

このようなアクションを使ってショートカットのユーザーは、開いているタブのすべてをメモに保存しておき、後でお気に入りのiPadからメモを取るなどのフローを作ることができます

現在の実装では、タブグループからの選択など、いくつかのフィルターオプションが欠落しているように見えるため、 [タブの検索]アクションは少し混乱します、Appleは今後のリリースでこのアクションを更新し、より多くのパラメータを追加する予定です

ショートカットには、 「Find Bookmarks(ブックマークを検索)」や「Open Bookmarks(ブックマークを開く)」、「Find Reading Lists(リーディングリストを検索)」、「Opening Reading List Items(リーディングリストの項目を開く)」などのアクションも追加されています　

メール

メールアプリの最新のベータ版には、「メールボックスを開く」と「メールを検索」という2つのアクションが追加されました

「メールを検索」を利用すると、ショートカットユーザーはアプリ内でクエリを入力し、それを 「メール」検索フィールドに渡すことができます、これにより、iOS 16の「メール」アプリに搭載される大幅に改良された検索機能が利用できるようになります

「メールボックスを開く」は、ユーザーがアプリ内の特定の受信トレイ、メールボックスのセクション、またはフォルダーに直接移動できるため、非常に便利です

ユーザーはショートカットを使って、「VIP」や「フラグ付き」の受信トレイ、特定のアカウントのフォルダ、「Gmail」のタグなど、「メール」アプリを使用する際にフォルダとして同期される場所に移動することができます

リマインダー

「リマインダー」アプリには、「Create List(リマインダーリストを作成)」、「Open Smart List(スマートリストを開く)」、「Search Reminders(リマインダーを検索)」といった新しいアクションも追加されました

スマートリストを開く機能は、「今日」ビューや「すべてのリマインダー」ビューなどのフィルタと連携するので便利です、ただし、このアクションには独自のスマートリストを開く機能がないため、現在、それらを開いて高度なタグ付け機能を利用することはできません

これらのアクションのアップデートが期待されます

リマインダーは、クエリーを受け入れ、「ショートカット」を使って検索した内容に基づいて結果をフィルタリングすることもできるようになりました

「リストを作成」を使うと、「リマインダー」で新しいリストを作成するためのタイトルをあらかじめプログラムすることもできます

これらのリアクションは、タグの作成やリマインダーへの追加といった機能を追加したiOS 15で利用可能になった機能セットをベースにしています

(Via iMore.)