iPhoneの売上が11%減少:スマートフォン市場の減速、Counterpoint Researchが明らかにする衰退市場

iPhoneの売上が11%減少:スマートフォン市場の減速、Counterpoint Researchが明らかにする衰退市場

米国のスマートフォン市場の最新の数字は、Counterpoint Researchからの厳しい現実を示しています。

2023年第3四半期のiPhoneの売上は前年比11%減少しました。この減少は、4四半期連続で出荷量が縮小しているトレンドを示しており、消費者の需要の弱さやAppleの主力製品のリリーススケジュールの変更など、さまざまな要因によるものです。

iPhone 15シリーズがその前作であるiPhone 14よりも遅れて登場したことが、Appleの出荷量が11%減少した一因となっています。
US SmartPhone Share
Google、Samsung、TCLなどのブランドも市場の衰退の影響を受け、前年比19%減の最も大きな落ち込みを記録しました。一方で、MotorolaとNokia HMDは市場全体の逆風にもかかわらず成長を遂げることができました。


CounterpointのリサーチディレクターであるJeff Fieldhack氏は、キャリアが魅力的なプロモーションを展開しているにも関わらず、アップグレード率は記録的な低さに留まっていると指摘しています。

消費者は最新モデルに飛びつくよりも、現在のデバイスの寿命を延ばす傾向にあるようです。この傾向は続くと見られており、第4四半期には季節的なアップグレード率の反発が見込まれますが、それでも昨年の数字を下回ると予想されています。

光明の一つとしては、アメリカにはiPhone 11とiPhone 12のユーザーベースが大きく、今年はiPhone 15シリーズにアップグレードする可能性があります。

しかし、新シリーズへの初期の高い需要は、iPhone 14の時と比べて早く落ち着いたことから、消費者のスマートフォン需要の低迷は一時的なものではなく、2023年第4四半期にも続く可能性があることを示唆しています。

(Via Apple World Today.)


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