より効率的なOLEDドライバーによって、iPhone 15のバッテリー寿命が改善される可能性も
A17チップの3nmプロセスへの移行により、iPhone 15のバッテリー駆動時間が向上する可能性があることが12月に報じられました
今回は、ディスプレイドライバーもバッテリー駆動時間の向上に役立つとの報道があります
これは、OLEDディスプレイドライバチップが40nmから28nmに移行すると言われているように、より小さなプロセスを使用することによって可能となります
AppleのチップメーカーであるTSMCが、3nmプロセスを使用してA17チップを製造するという報告により3nmプロセスのメリットについてコメントしたことがベースになっています
3nmへの移行は大きな歩みであり、A16チップを4nmチップと表現しているAppleであっても、TSMCはN4プロセスを5nmの改良版と表現しているため、実際には5nmから3nmへの直接の移行となっています
また、Bloombergの報道によりMark Liu会長はパフォーマンス向上だけでなく電力効率の向上も具体的に説明しています
供給チェーンからの情報によりiPhone 15もより電力効率の高いOLEDディスプレイドライバーチップを採用する事が判明しました
現在、Apple OLED駆動チップのコアサプライヤーはLX SemiconとSamsung System LSIで、そのうちSamsung System LSI駆動チップは主にSamsung ElectronicsとUnited PowerによるOEM、LX Semicon駆動チップは主にTSMC、United Power、Grid Core OEMによって駆動されています
これはAppleの要請によるものかもしれませんが、このレポートによると、iPhoneメーカーのこれらのチップの主要サプライヤー2社は、生産ラインの再編成を計画しているとのことです
iPhone 15以降の需要の高さから28nm生産能力不足の危機が起きうる可能性も浮上しています
(Via 9to5Mac.)
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