Apple、ペースメーカーから安全な距離を保つべき製品のリストを公開
Appleは、今週更新したサポート文書『医療機器への磁気干渉の可能性について』の中で、磁気干渉の可能性があるため、埋め込み型ペースメーカーや除細動器などの医療機器から安全な距離を保つべき製品のリストを公開しました
医療機器との干渉の可能性を回避するために、Appleは以下のリストの製品を医療機器から安全な距離(15cm以上の距離、Apple製品がワイヤレスで充電している場合は30cm以上の距離)に離すように言っています。具体的なガイドラインについては、医師や機器メーカーに相談してくださいとのことです
サポートドキュメントによると、これらの特定のアップル製品には、医療機器に干渉する可能性が低い磁石が含まれています
AirPods と充電ケース
- AirPods および Charging Case
- AirPods および Wireless Charging Case
- AirPods Pro および Wireless Charging Case
- AirPods Max および Smart Case
Apple Watch とアクセサリ
- Apple Watch
- Apple Watch の磁石内蔵バンド
- Apple Watch の磁気充電アクセサリ
HomePod
- HomePod
- HomePod mini
iPad とアクセサリ
- iPad
- iPad mini
- iPad Air
- iPad Pro
- iPad Smart Cover および Smart Folio
- iPad Smart Keyboard および Smart Keyboard Folio
- iPad 用 Magic Keyboard
iPhone と MagSafe アクセサリ
- iPhone 12 モデル
- MagSafe アクセサリ
Mac とアクセサリ
- Mac mini
- Mac Pro
- MacBook Air
- MacBook Pro
- iMac
- Apple Pro Display XDR
Beats
- Beats Flex
- BeatsX
- PowerBeats Pro
- UrBeats3
今月初め、米国心臓協会は、さまざまな種類のペースメーカーと植え込み式除細動器を対象とした小規模な研究において、医療機器がメーカーの密封パッケージに入ったままの状態であっても、iPhone 12 Pro Maxを心臓機器の近く(1.5cm以内)に持っていくと、14台の心臓機器のうち11台で干渉が発生したと発表しました
1月には、Heart Rhythm Journal誌で、iPhone 12モデルが、磁気が植込み型医療機器に干渉することにより、「患者の救命治療を阻害する可能性がある」という研究結果が発表されました、ミシガン州の3人の医師が、患者の植え込み型除細動器にiPhone 12を近づけてこの相互作用をテストしたところ、テストの間、除細動器は直ちに「停止」状態になりました
10月に発売された「iPhone 12」は、ペースメーカーや除細動器などの医療機器に電磁干渉を引き起こす可能性があることをAppleが認めていました
しかし、6月25日に公開された最新のサポートドキュメントでは、AppleはiPhone 12モデルが「以前のiPhoneモデルよりも医療機器への磁気干渉のリスクが高くなるとは予想されない」との記述を削除しています
(Via MacRumors.)
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