Phone 16販売データ速報!意外な結果から見える 購入者の変化とは?

Phone 16販売データ速報!意外な結果から見える 購入者の変化とは?

 今年も話題のiPhone、最新モデル「iPhone 16」が発売されて数ヶ月が経ちました。そろそろ街で見かける人も増えてきたのではないでしょうか。

ところで、iPhone 16の売れ行きって実際どうなの?気になっている人も多いはず。そんな皆さんに朗報です! 消費者の動向を分析する調査会社CIRPが、iPhone 16の販売データに関する興味深いなレポートを発表しました。

今回のレポートからは、iPhone 16の販売状況だけでなく、 消費者の 購買習慣に変化の兆しが見えてきました。一体どんな意外な事実が明らかになったのでしょうか?

iPhone 16全体の販売台数は好調…でも昨年のモデルと比べると変化が

iPhone 16シリーズ全体の販売シェアは昨年のモデルを上回る

まず最初に、iPhone 16シリーズ全体の販売台数から見ていきましょう。CIRPのレポートによると、2024年12月四半期において、iPhone全体の販売台数に占めるiPhone 16シリーズの割合は68%でした。これは、昨年ののiPhone 15シリーズが同時期に記録した65%をわずかに上回る数字です。


この数字だけを見ると、iPhone 16シリーズは昨年のモデルと同様に、 消費者から広く受け入れられているように見えます。Appleファンとしては、ひとまず安心といったところでしょうか。

Proモデルの合計シェアは過去5年間で最低水準に

しかし、詳細を見ていくと、少し気になる点も見えてきました。iPhone 16シリーズの中でも、ProモデルとPro Maxモデルを合わせた販売シェアが、過去5年間で最低水準になっているというのです。

具体的に見てみましょう。今回のレポートでは、iPhone 16 Pro Maxが最も売れたモデルで、全体の23%を占めています。しかし、昨年のiPhone 15 Pro Maxは26%のシェアを誇っていました。また、iPhone 16 Proのシェアは16%で、これは昨年のモデルと同水準です。

Proモデル2機種を合わせると39%となり、iPhoneシリーズの中で依然として高い割合を占めていますが、過去5年間の12月四半期としては最も低い合計シェアとなります。

一方でベースモデル「iPhone 16」の販売台数は増加

Proモデルのシェアが最低水準に落ち込む一方で、ベースモデルであるiPhone 16の販売台数は昨年のモデルから大きく増加しています。

iPhone 16の販売シェアは21%で、iPhone 15の15%から大幅なな増加を見せています。これは、過去のベースモデルの販売水準に戻ったとも言える数字です。 消費者は、より高級なProモデルよりも、コストパフォーマンス に優れたベースモデルに再び目を向け始めたのでしょうか?

旧モデル「iPhone 14」も健闘。 消費者の節約志向が顕著に?

さらに興味深いなのは、旧モデルであるiPhone 14の販売台数も伸びている点です。発売から2年が経過したiPhone 14の販売シェアは16%に達し、昨年のの同時期の2年前モデル「iPhone 13」の12%を上回っています。

このデータからは、 消費者が必ずしも最新の高級モデルを求めているわけではなく、 価格を重視する傾向が強まっている可能性が示唆されます。iPhone 16シリーズ全体の販売台数は好調に見えても、内訳を見ると 消費者の 購買習慣に顕著な変化が起きているのかもしれません。

なぜ 消費者は「節約」に目を向け始めたのか?考えられる3つの理由

理由1:iPhone 17への期待? 大幅な変更を待つ消費者

では、なぜ 消費者は高級なProモデルからbase モデルや旧モデルへと目を向け始めたのでしょうか? CIRPはレポートの中で、いくつかの可能性を指摘しています。

まず考えられるのは、 消費者が来年発売されるであろう「iPhone 17」をすでに待ち始めている可能性です。iPhone 17では、大幅なな デザイン変更や新機能の搭載が 期待されており、高級iPhone 購入者は、現在は購入を控え、iPhone 17の登場を待っているのかもしれません。

理由2:Proモデルのパフォーマンスに消費者はすでに十分満足?

次に考えられるのは、すでにProモデル または Pro Maxモデルを使用している消費者は、自身のiPhoneのパフォーマンスにすでに十分満足しており、早急な買い替えを必要としていない可能性です。

近年のiPhoneはパフォーマンスが大きく向上しており、数年前のモデルでも日常生活で問題なく使用することができます。そのため、高級iPhoneを使用している消費者は、新しいモデルへと早急な買い替えをするモチベーションが低下しているのかもしれません。

理由3: インフレの影響?財布の紐が固くなった消費者

そして最後に、最も大きな理由として考えられるのが、インフレの影響です。世界的なインフレの進行により、食料品や光熱費など、日常生活に必要なもののコストが上昇しています。

そのような状況下で、消費者は電子機器製品の購入に対して、より慎重になっている可能性があります。iPhone購入者も例外ではなく、少しでもコストを抑えようと、高級なProモデルではなく、コストパフォーマンスに優れたベースモデル または 旧モデルを選択する購入者が増えているのかもしれません。

iPhone購入者の節約志向が顕著に。今後のiPhone戦略にも変化が?

今回のCIRPのレポートから、iPhone 16シリーズの販売データからは、以下のようなことが明らかになりました。

  • iPhone 16シリーズ全体の販売台数は昨年のモデルと同様に好調
  • Proモデルの合計シェアは過去5年間で最低水準
  • ベースモデル「iPhone 16」と旧モデル「iPhone 14」の販売台数が増加

これらのデータは、iPhone購入者の間で購買習慣に顕著な変化が起きていることを示唆しています。高級モデルを主に購入していた消費者が、価格を重視するようになり、ベースモデルや旧モデルに目を向ける購入者が増えているのかもしれません。

この消費者の「節約志向」は、一時的なものではなく、今後も続く傾向になる可能性もあります。Appleは今後、iPhoneのコスト設定やモデル構成など、戦略の見直しを迫られるかもしれません。

(Via Apple World Today.)


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