新興のバーチャルリアリティ（VR）市場は、2022年にはかなり停滞していましたが、広く期待されているAppleの複合現実（AR/VR）ヘッドセットが今年発売されれば、VR市場を主流に押し上げる可能性があると一部のアナリストは述べています

NDPの調査によると、2022年のVR市場の売上は前年比約2％減の11億ドルで、Metaは先週値下げしたばかりで、新しいMeta Quest Proに対する消費者の関心を保つのに苦労していると伝えられています

しかし、もしAppleが期待通りに今年市場に参入すれば、一般消費者のVRに対する見方が変わり始めるかもしれません

IDCリサーチディレクターのRamon Llamas氏は、「VRでは、スマートフォンのように、急激に伸びるような瞬間はまだ訪れていません、しかし、Appleは、その急激な伸びの瞬間を作り出す手助けをしてくれるかもしれません」」と述べています

「Appleはおそらくテクノロジー業界で最も信頼されているブランドであり、使いやすくすることはAppleのDNAにも入っています」 と彼はYahoo Financeに語っています

さらに、Appleの 「デバイス、アプリケーション、サービスの幅広いエコシステム」 は、消費者が例えばApple TVとApple WatchやiPhoneのアプリケーションの間をシームレスに行き来するように、多種多様な入り口を提供する可能性があります

ここからが本当の戦いの始まり

もしAppleのヘッドセットが今年本当に店頭に並ぶことになれば、現職のVRリーダーであるMeta にとって大きな変革となることは間違いありません、IDCによると、現在MetaはVR市場で82%という驚異的なシェアを誇っています

仮想現実ソフトウェアを提供するVRdirectのマネージングディレクターRolf Illenberger氏は、 「メタはVRのマーケットリーダーであり、魅力的なB2CとB2Bのエコシステムを構築するという点で非常に進んでいます、MetaとMicrosoftの提携はその一例だ」 と述べました

「しかし、企業顧客への受け入れに関しては、Metaは苦しい戦いに直面しています、Appleは既にこの市場を知っており、B2B領域でスマートフォン事業を活用しています、Metaは今後もマーケットリーダーであり続けるだろうが、競争のダイナミクスは成長するでしょう」 と述べています

(Via Yahoo!Finance.)